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インフラと開発の違いとは?未経験者向け比較ガイド

「インフラエンジニアと開発エンジニア、どっちが自分に向いているのかわからない」そんな疑問を持つ未経験者は多くいます。

両者はIT業界において欠かせない職種ですが、役割もスキルも働き方も大きく異なります。

この記事では、インフラと開発の違いを未経験者でもわかりやすく比較し、どちらが自分に合っているかを判断する材料をお届けします。

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未経験からITエンジニアになるには?活躍するには?が分かる転職に役立つ情報をまとめています。

そもそも「インフラ」と「開発」は何が違う?

担当領域の違い

インフラエンジニアは、Webサイトやアプリが「動くための土台」を作ります。
たとえばサーバーやネットワークの設計・構築・保守など、裏側の仕組みを支えるのが役割です。

開発エンジニアは、その土台の上で「動く機能そのもの」を作ります。ユーザーが操作する画面や、システムのロジックなど、表側の見える部分を担当します。

具体的な業務内容の違い

職種主な業務内容
インフラエンジニアサーバー構築/ネットワーク設計/システム監視/障害対応など
開発エンジニアプログラミング/UI・UX設計/テスト/バグ修正など

必要とされるスキルの違い

技術領域・ツールの違い

インフラでは、LinuxやWindowsサーバーの操作、ネットワークの知識、AWSなどのクラウドサービスを扱います。CLI(コマンドライン)や監視ツールにも慣れておく必要があります。

開発では、HTML/CSS、JavaScript、Python、Javaなどのプログラミングスキルが中心。フレームワークやデータベースとの連携、APIの扱いも重要です。

資格の傾向

  • インフラ向け資格:CCNA、LPIC、AWS認定クラウドプラクティショナーなど
  • 開発向け資格:基本情報技術者、Java認定資格、フロントエンド関連資格など

働き方・現場での役割の違い

両者の関係性

開発エンジニアが作ったアプリを、インフラエンジニアが動かすための環境に「載せる」ことで、システムは成り立ちます。
まさに、土台と建物の関係。互いの連携が欠かせません。

業務スタイルの違い

  • 開発:アジャイル開発など、スピード感のある短期開発が主流。納期や機能リリース重視。
  • インフラ:安定稼働が命。障害対応や夜間対応など、トラブル時の対応力も求められます。

どっちが自分に合っている?向いている人の特徴

インフラエンジニアに向いている人

  • コツコツ作業が得意な人
  • 安定志向・慎重な性格
  • サービスの「裏方」で支えるのが好きな人
  • トラブル対応に冷静に動ける人

開発エンジニアに向いている人

  • アイデアを形にするのが好きな人
  • 表現やデザインにも興味がある人
  • 新しい技術にワクワクする人
  • 見える成果を出すのがモチベーションになる人

どちらを選ぶべき?未経験者へのアドバイス

キャリアの正解は1つではない

「インフラ or 開発、どちらが正解か」という問いに明確な答えはありません。
大切なのは、自分がどんな働き方をしたいか、どんな価値観で仕事をしたいかを考えることです。

途中で方向転換もできる

最初はインフラで入った人が、後に開発へ移ることもありますし、その逆もあります。IT業界では基礎が重なる部分も多く、柔軟なキャリアチェンジがしやすい環境です。

まとめ|まずは知ることがキャリア選びの第一歩

インフラと開発、それぞれに役割と魅力があります。未経験からキャリアをスタートするなら、まずは違いを理解し、自分に合いそうな分野を軽く学んでみることが第一歩です。

どちらを選んでも、努力と継続次第でプロとして活躍できる未来は開けています。